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ヨーロッパ転戦記 ~番外編~

私が初めてヨーロッパでフェンシングの試合に出場したのが2000年のポーランド/グダニスクでの世界ジュニア選手権でした。それから8年間、ジュニアを卒業してシニアになってから転戦を開始し、2002年から使用しているパスポートを今年は初めて「増刷」というものをしました。

以前はまだEUに加盟している国も少なかった時は、ヨーロッパ内での移動も国を出る時入る時それぞれにパスポートにスタンプが押され、スタンプの数が溜まっていくのは嬉しいものでした。

しかし最近はヨーロッパ内EU加盟国を行ったり来たりしても、あたかも同じ国内を移動するかのように簡単に車でも電車でも飛行機でも特にスタンプを押す必要なく通れてしまったりしますね。たくさんの国を訪れたにもかかわらず、ちょっと淋しい感じがしてしまったり。

私は本格的にヨーロッパ転戦をはじめた2004年アテネオリンピックの前年から、訪れた国から必ず自分宛にエアメールを出しています。

はがき2     はがき

ちょっと暗くてよくわからないかもしれませんが、その国を訪れたら絵葉書を買い(大抵観光都市なら駅やその周辺で売っています)、その時感じたこと、もちろんその国の印象やよかったこと悪かったこと、私の場合は試合の結果や試合前の心境でも書く内容はまちまちで、たまに帰国してから届くこともありましたが、これはそのときの自分が感じたことがいつまでも残るという点ではすごく気に入っていて、必ず書いていました。

キューバやロシアに行った際には、ちゃんと届くのだろうか・・・とよく心配にもなっていましたが、今のところ届かなかったことはありません。ちゃんと100%私のところへ届いています。現地で買った葉書に現地の切手を貼って、現地のスタンプが押されて、遠い遠い国から海を渡って、ちゃんと自分のところに何日もかかって届くんです。すごいなぁ、よく頑張って届いたなぁと思ったりしました。

私は今年の冬、この今書かせていただいてる北京オリンピック代表を掴むためのヨーロッパ転戦に出発する時、何年もかけて溜まったこれらの葉書を(40枚くらいかな?)全部持って行きました。過去の自分のいろんな想いも一緒に持って行って、長い遠征期間中にはいろんな苦しい場面もあるだろうけれど、今まで長年頑張ってきた自分と時には向き合って、乗り切って頑張ろうと思ったからです。それくらいの気持ちで(オリンピックがダメだったら一線からは退こうと思っていましたので)挑んでいきました。

結果的には代表として出場することはできませんでしたが、時に気分よく書いたり、凹んでいる時書いたり、酔っ払ってま~すと書かれてあったり・・・様々ですが、すごくよい想い出となって、今も手元に残っています。

皆さんもぜひ海外旅行の際には、その時の自分が感じたその世界を綴って、自分宛にエアメールを送ってみてはいかがでしょうか。私のお気に入りをお勧めします。

今回は番外編ということで、ちょっといい話でした・・・(笑)。

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NARITA

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