バスでチェスキー・クルムロフからチェスケ・ブデオヴィーチェに戻り、そこから列車で国境を越えてオーストリアはリンツをまず目指します。
この街はこの周辺の交通の要衝であり経済の中心でもあるようで比較的郊外に町が広がっています。駅のあるところはあえて言えば新市街、旧市街は町の西側にあります。
ただ、発着する列車は首都プラハを結んでいるものでも少なくさびしいものがあります。
ここから南下し国境を目指します。列車は4番線から出ましたが南側に私の乗る列車、北側にプラハ行きの列車が停まっていて注意が必要です。
車窓は雪が積もった平原に、木々や林が連なっていますが起伏がありそこに太陽が当たるので非常に美しいものがあります。ここはオーストリアとつながっていることもあってから電化されています(もともとチェコは工業国として名をはせています)。
国境が近づくにつれて林の密度が高くなり「森」へと変化します。それにつれて高度を上げているようで右に左にうねりながらゆっくりと進んでいきます。終点で乗客は降りますがオーストリアに抜ける人々はそのまま乗るように指示がなされます。乗っている列車が列車番号だけを変えてそのまま国境を通過するようです。
車内でチェコの国境審査官が乗ってきて出国の印を押します。チェコはこの日から1週間も経たないうちに国境越えについての審査を撤廃するシェンゲン協定に加盟するため、このエリアでの審査はオーストリアと含めて不要になります。
オーストリア側の国境は Summerau という街でプラットホームは通路ほどのものが用意され降りてオーストリア側の列車が待っている所に歩いていきます。ここでオーストリア入国の審査も行われました(屋外です)。
列車を降りてきたところを待ってその審査官の所を通らないと基本的には次の列車に乗れないため不正なことはできません。
国家としてはオーストリアになったもののボヘミアであることは変わらず美しい景色が続きます。また、段々と起伏のある丘が連なっている区間に入りスピードを出すことができません。
浅い谷の辺りを橋ってしばらく行くと上空は雲1つない青空。もう直ぐ日没ですがこの辺りにいくつもの大都市とそれに隣接する空港があるため10本以上の飛行機雲を見ることができ、地上の車窓とあわせて非常に美しい景色を堪能することができました。
そして日没後リンツに入りました。
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