本日はいよいよ11月にロンドン側のターミナルがロンドン北部のセント・パンクラスに移動して悲願の全線新線となったユーロスターに乗車します。
ちなみにこのロンドンからチャネルトンネルまでの路線は High Speed 1 という名称です。
開通時から2007年11月13日まではテムズ河の南にあるウォータールー駅を利用していましたが、将来のスコットランド延伸を想定して北に線路が向いている大英図書館 The British Library に隣接しているセント・パンクラス駅に11月14日に動きました。
セント・パンクラスは元々Great Midland Railways のロンドンのターミナルとして開業しまし、現在もレスターやノッティンガムといったイングランド中部地域への路線を運行しています。
元来のウォータールーはもともとあった駅の隣に新しく造りましたが、セント・パンクラスはその建築美は誰もが知るほどの豪勢な建物です。その外装はそのままで内部はおおがかりな改修を行いました。
前述のイングランド中部地域への列車の駅は少し離れたところに移転して内装工事を行っておりました。その内部に私としては初めて入ります。
昔の駅は数回入ったことがありますが昔の蒸気機関車時代時代の煤の黒さがあり薄暗い雰囲気がありましたが、すっかりと綺麗となり見違えました。
構造としてはウォータールー時代と同じように基礎の部分にチェックインカウンターや到着時の出口、チケットカウンター、数々のお店などがあります。その上に列車が入ってくるプラットフォームなどがあります。つまり乗客は1階部分でチェックインをして、アナウンスが入るとエスカレーターを使って列車の待っているレヴェルまであがります。
ただ、以前と違うのはユーロスターに利用しない人々も列車のすぐ横まで行くことができる点です。さらにはプラットフォームとガラス1枚隔てたところにシャンパンバーがあるのです。立ち飲みではありますが吹き抜けの広々したスペースで大陸への列車が出発する列車を見ながら飲むお酒は格別なのでしょう。
昨晩行った時は夜ということもあり順番待ちをしていました。
さてチェックインを行いラウンジで待ちます。さらには特別にビジネスプレミアのラウンジにも入ってしまいます。ここでは新聞やジュース、コーヒー、紅茶、フルーツといった昨日のいわゆる Refreshment がサービスとなっています。
出発前のほんの数分ですがデザイン系の椅子でリラックスできるスペースです。
アナウンスが入って列車に向かいます。1等車ではスチュワードがお出迎え。荷物置き場に重いバッグを置いて席に着きます。
車内は満席。1等も2等も満席です。
列車はゆっくりと出発します。発車すると方角が目的地のパリやブリュッセルと全く逆の北に向いているため直ぐにきつい右カーブを切っていきます。当然スピードは出ません。ただ、それを過ぎてしまうとさすがは悲願の全線新線。ぐんぐんとスピードを上げていきます。これはウォータールー時代には体験できなかったロンドン近郊のスピードです。
しばらく走っていくと広大な湿地帯に出ます。ここはロンドンの東部ですが、ロンドンに住んでいるときもこの辺りには足を運んだことがないので新鮮な景色に写ります。
この景色に慣れ親しんでくるとスピードを落として湿地帯の中の駅である Ebbsfleet に到着します。
湿地帯というと地盤はゆるい印象でしたが広大な敷地があるためか線路をまっすぐに敷くことができ高速走行にもかかわらず揺れが本当に少ない印象です。さらには対向線路も距離を取っていてすれ違いのロンドン行きの列車にもあまり気になりません。
そして1番驚いたのがチャネルトンネルへの所要時間です。ウォータールー時代はほぼ最初から在来線に入り少しでも前の列車が遅れていたりするとどん詰まり状態になっていましたが遮るものが全くない状態なので従来は目安1時間ほどかかっていたところがなんと30分!!になりました。一瞬ほんの短いトンネルかな?と思ったのですがよくよく考えてみればチャネルトンネル前のイギリス側の最後の駅 Ashford を右手に見ていましたし、しばらく経っても抜けないのでチャネルトンネルとわかりました。
そういえば9月に乗車したときも以前はあったトンネル突入のアナウンスがなくなっていたのでより一艘わかりにくくなっていました。
ちなみにこの時1等車両の乗客には食事がサーヴされていました。
チャネルトンネルを抜けると従来と変わらないフランスの路線を走り続けます。ただ、残念なことに冬のヨーロッパで景色はもう暗くなっています。なんとか隣を走っている高速道路の車のライトを確認できるほどです。この辺りにある先の大戦での戦没者の墓地も当然確認することができません。
ふっくらとしたシートに身を倒して休むくらいですね。
トップスピードが緩んでくると右手にフランス国鉄のパリ郊外電車の駅が見え始めます。地理的には左にシャルル・ド・ゴール空港があるはずです。さらにスピードを落として北駅に滑り込みます、といいたいところですがやはり待ち構えるのはターミナル式のパリのターミナル。ブリュッセル行きのワインレッドのタリスの出発を待って進入します。
到着のパリ北駅は灯火が美しいヨーロッパならではの駅です。ユーロスターや前述のアリスの他に北フランスへのTGVやコラーユというフランス独特の客車列車が停まっています。人はまだ多くおりターミナルの雰囲気があります。
そんな中およそ2時間25分ほどのユーロスターの旅が終わりました。
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