ベルンの出発は遅めでした。8時過ぎのICに乗ればこの日の旅程が始まるわけですがやはりヨーロッパの冬の朝はこれくらいの時間でもまだ暗いのです。外気温もまだまだ寒く、特に下半身が冷えます。
ただ、この日は週末電車で1時間も行けば至る所にスキー場があるため数多くのスキー客、スノーボード客がいます。これは日本でも見かける光景ですが日本と決定的に違う点が1つありました。それは「スキー場」と同じ格好をしていること。つまりスキー板やスノーボードは入れ物に入れるわけでもなく、ウェアも現地で着るウェアそのもの。さらにはブーツまでスキー用のブーツを履いています。ホームに上がる階段がどうしてもゲレンデへの階段に見えてしまいます。
実際にはその階段を上がればリフトが来るわけではなく、当然のようにひっきりなしで電車が入ってくるのですが。
その電車は20年ほど前からスイス国鉄SBBが創めたパルスシステムの一大基点となるジャンクション駅のため、本当に1点の時間帯に集中して随時出たり入ったりしています。このシステムはいくつかの基点をスイス国内に設けて所要時間を均一にして発着時刻を明確にすることによって乗り継ぎ時間を少なくし、トータルとしての移動時間を短くするために編み出された方法です。
最初に乗るジュネーヴ空港行きのICもそれを支える1つの電車でこの時間に前後して同時発着を多数見ることができました。
乗り換え地となるローザンヌまでのスイスとしては比較的落ち着いた車窓の中を走っていきます。それでも緑の草原を駆け抜けていき、Fribourgを過ぎると谷の風景となり、Romont周辺はなだらかな谷、というように車窓の変化を楽しむことができます。
ちなみにフランス語圏の西スイスを目指す列車ということもあってか車内放送はフランス語で行われています。
到着5分ほど前になると左下に有名な三日月型をしたレマン湖が見えてきます。だんだんと高度を落としてローザンヌ到着します。
次に乗るブリーク行きは隣のホームだったので乗り換えは楽々です。今来た路線を少し戻って今度はレマン湖に沿います。ベルン方面への路線から分かれた後は比較的湖のレベルまで落ちてきます。ジュネーヴから続くこの路線はトーマス・クック時刻表でも景勝ルートに指定されています。そしてしばらく行くと「ゴールデンパスライン」の西側の始発駅モントルーに到着します。
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