フランスとドイツは近世は常に西ヨーロッパの大国として競争を繰り広げてきましたが政治的な問題で対立する両国であったことも事実です。ナポレオン時代はもとより、『最後の授業』にも象徴されるように近代になっても続きます。
現在ヨーロッパ再統一に向けて政治的な協議の最高機関EUヨーロッパ連合の大本はフランスとドイツ両国が第二次世界大戦後に経済復興を主眼として設立した石炭鉄鋼連合体ですが、この2国を直接結ぶ路線は従来の在来線方式がフランスはTGV ドイツはICEという高速列車が完成したあとも新線建設がなされない状態でした。
そのためフランスからドイツへの1番近いのはパリ北駅からブリュッセル経由のケルンという路線でした。
そこにTGVの東部路線としての高速新線が建設されました。現在ドイツまで抜ける高速列車はシュツットガルトへがTGV フランクフルトへはドイツのICEが入ってきています。
その内東部路線が結ぶ1番の大都市ストラスブールへTGVで向かいます。出発は6:54のストラスブール行きです。事前に残席状況を確認しましたが、これ以降の便はパスホルダー料金(ユーレイルパスなどをお持ちの方への割引料金)が全く開いておらず車窓を見ることはできないもののこの便を選択しました。
東駅は文字通りフランス東部への列車が発着する駅です。この駅は以前ドイツの温泉町バーデン・バーデンとストラスブールに行ったときに使いましたが、その当時は当然まだTGV東部路線は開通していなかったのでTGVやドイツからのICEがいるのはやはり違和感があります。
ただ、乗客はさすがに開業から5ヶ月ほどで慣れたか特に記念撮影などをすることもなくそれぞれの車両に乗り込んで行きます。
車内は1等、2等ともにほぼ満席でした。やはり残席状況はそのままでした。出発しても朝が早いので車窓を見ることができないのが残念です。パリを過ぎると草原に近い状況となっているはずなのですが、それはつまり光りがないことを意味しますので当然何も見ることができませんでした。
座席は1等だけあってゆとりのあるつくりです。残念ながら写真がないのですが後ろから見ると飛行機のビジネスクラスのようでもあります。さらにはバックライトもあるため上からではなく隣の乗客にも迷惑がかかりません。写真は2等車の座席です。
走行はさすがはTGVということもあり落ち着いています。
そして2時間ほど走ると専用路線を抜け在来線に入ると共に山中に分け入るためスピードが必然的に落ちてきます。そして線路がいくつにも分岐して広いスペースとなっているところがストラスブールの駅になります。
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