旅の楽しみの一つに、本場の食事を味わうことがあります。
夜行列車に乗車した場合、夕食と朝食を車内で摂ることになりますが、楽しみが減るのではないか、期待が裏切られないかと心配になる方も多いと思われます。
日本の列車と同じく、一般にヨーロッパの鉄道でもコストダウンの波に押され食堂車は姿を消しつつあります。昼間の移動では、一部の高速鉄道を除いて食事を摂るにもバー車両で簡単なサンドウィッチをつまむのがせいぜい、ということもあります。さらには、夜行列車の一部では食堂車はもちろん、バー車両も車内販売もなくただ寝て過ごすだけ、ということもあります。
だたし、ホテルトレインと呼ばれる列車に乗車した場合にはこのような心配はありません。
食事の内容はもちろん、サービスも列車内とは思えないほど充実していて、ホテルトレインの名に恥じません。
ワインに始まるディナーはもちろんフルコース。本格的なレストランにも負けない逸品を味わえます。
たとえば、コース・ディナーは前菜、メイン料理にデザート。軽めのディナーではメイン料理と前菜又デザート。ちょっとお腹が減ったときは一品だけの食事も用意されています。
乗車するクラスによっては朝食も運賃に含まれていて、ルームサービスも受けられます。
ただし、食堂車は通常上のクラスの乗客が優先されます。一度席についた人はお酒も入って長居しがちなので、後から来た人は食事にありつけない、ということもあります。食堂車がオープンになる時間を確認し、できるだけ早めに足を運ぶことをお薦めします。
せっかくヨーロッパの列車に乗るのですから確実に食事を楽しみたいものです。これから乗車を検討している方は、思い切って奮発してみるのが一番の方法かもしれません。






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